15日、ハノイの党中央委員会本部で、トー・ラム党書記長は、11日から17日までベトナムを実務訪問中の神奈川県の黒岩祐治知事と会見しました。
この席でトー・ラム書記長は、神奈川県が日本の地方自治体として初めて、両国でベトナムフェスティバルや投資・労働に関する年次セミナーを連続的に開催してきたことを高く評価しました。こうした取り組みが、両国国民の相互理解と友好関係を深め、文化交流、観光、経済協力を一層促進する場となると述べ、文化分野での協力こそが日越友好関係の基盤をより強固で奥行きあるものにする重要な要素であると強調しました。
一方、黒岩知事は、2015年に神奈川県で初のベトナムフェスティバルを開催してからのこの10年、ベトナム企業の県内進出が促進され、現在22社が事業活動を行っていること、また県内企業32社がベトナムへ投資していることを明らかにしました。さらに、今後も労働、草の根交流、文化など幅広い分野での協力を引き続き強化し、県内企業のベトナム投資を積極的に後押ししていく考えを示しました。
この機に黒岩知事は、長崎で400年以上前に実在したベトナム・ホイアンの玉華姫(アニオー姫)と日本人商人・荒木宗太郎の物語を題材にしたミュージカル「アニオ姫」の制作状況を報告し、同作が2026年9月に神奈川県で初演される予定であると明らかにしました。
(VOVWORLD)