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大阪万博ベトナム・日本文化交流

22日、大阪・関西万博の会場で「ベトナム・日本文化交流プログラム」の開幕式が行われました。このイベントは、万博という国際的な舞台を活用して、ベトナム文化を日本や世界各国の来場者に紹介することを目的としています。

開幕式には、両国の文化交流団体の代表者らが出席しました。ベトナム日本文化交流会のレ・ゴック・ディン会長は挨拶で、「この万博での文化交流イベントは極めて意義深く、両国の友好関係をさらに発展させる機会になる」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「今回のイベントを通じて、ベトナムの豊かな文化を日本の皆さん、そして世界中の友人たちに触れてもらい、両国の文化交流の素晴らしさを感じていただきたいと思っています。さらに、この交流が未来に向けて、両国が協力し、共に発展していくための新たな一歩となることを願っています。」

開幕式の後は、多彩なプログラムが繰り広げられました。ベトナム民族楽団による演奏や歌手による歌声で、ベトナムの魅力を紹介したほか、ユネスコの無形文化遺産に認定されたベトナムの伝統芸能も披露されました。

特に注目を集めたのは、ハノイから参加した2つのよさこいチームによる演技でした。「ヌイチュック桜」と「ハノイ千年」という2つのチームは、高知県から「ベトナムよさこい大使」の称号を受けた実績があります。日本のよさこいスタイルにベトナムの歴史や文化を取り入れた創作演技は、数千人の観客から大きな拍手を受けました。

その後もベトナム館で公演が続けられ、最後はイタリアの名曲「オ・ソレ・ミオ」で締めくくられました。観客からは熱烈な拍手が送られ、プログラムは大成功を収めたということです。

なお、今回のプログラムには85人が参加し、全ての費用は民間の資金で賄われたということです。

(VOVWORLD) 


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