20日、ハノイの政府本部で、グエン・ホア・ビン常任副首相の主宰により、ベトナムにおける国際金融センターの設立に関する国会決議の策定をめぐるオンライン会議が開かれました。
会議で、ビン副首相は、「国際金融センターの建設は、ベトナムが世界経済とつながるための重要な基盤であり、今後の飛躍的な発展に向けた突破口となる施策である」と強調しました。
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「国際金融センターの開発は、戦略的かつ大胆な一歩であり、極めて必要な決定です。ベトナムは後発国ですが、成功に必要な条件はすでに整っています。金融センターの魅力は、導入予定の政策にとどまらず、ベトナム経済そのものが持つ活力と大きな成長余地にあると思います」
ビン副首相は、国際金融センターはベトナム国内に1か所設置される方針であるものの、その活動拠点はダナン市とホーチミン市の2都市に分かれて展開されると明らかにしました。また、ベトナム政府は画期的な法的枠組みを構築することを約束し、ベトナムの強みを最大限に活かすとともに、国際法や国際基準の順守を徹底するとしています。
さらに、イノベーション活動の促進を図るほか、国際金融センターに対しては、投資家にとって魅力的で、かつ特例的で優遇された制度や政策を整備するとともに、国家、投資家、国民の三者の利益のバランスが取れるような仕組みを確保すると強調しました。
(VOVWORLD)