国連総会(193カ国)は26日、国連憲章の調印からちょうど80年を迎えたことにあわせて会合を開きました。
グテーレス事務総長が演説し、ウクライナをめぐる軍事衝突やパレスチナ自治区ガザでの紛争などを念頭に、民間人への攻撃や人道危機が相次いでいるとして「国連憲章の目的や原則が、かつてないほど攻撃を受けている」と強い懸念を示しました。
国連憲章は、国連の目的として「国際平和と安全の維持」を掲げています。会合には国際司法裁判所(ICJ)の岩沢雄司所長も出席し、「国連憲章はこの共同体の憲法である」と述べ、憲章や国際法を順守するよう各国に呼びかけました。
グテーレス事務総長は、国連改革に向けた決意もあらためて示しました。(共同通信)
(VOVWORLD)