22日、ハノイで開催中の第13期国会第11回会議では、国会をはじめ、国家主席、政府、首相の5年間にわたる活動を総括する報告が行なわれました。
グエン・シン・フン国会議長は第13期国会の活動を報告した際、この5年間、国会と各機関は国を困難から脱却させ、ドイモイ=刷新事業の継続、国家の建設、発展、防衛に貢献してきたと強調しました。また。立法活動も前向きな成果を収めてきた。2013年憲法の採択につれ、一連の法律が改正、補足され、社会主義法治国家の建設や市場経済体制、国民の権利と業務に関する法律システムが基本的に完備されたとしています。フン議長は次のように語りました。
(テープ)
「経済が困難な状況に陥っている中、国会は多くの適切な解決策を打ち出し、慎重かつ臨機応変な通貨政策を実施すると同時に財政面での安全保障やマクロ経済の安定化、インフレ抑制、社会安全保障の確保を図ってきました。一方、水力発電所の開発企画や建設、稼動に関する差し迫った問題が適宜に解決され、遠洋漁業に対する予算計上、海と島の領有権の保護に尽力してきました。」
このように語ったフン議長はまた、国会の監視活動は刷新され、中央から地方までの国家機関の活動を好転させている。第13期国会は初めて国会が選出、または承認した役職者に対する信任投票を行なったと明らかにしました。フン議長は次のように評価しました。
(テープ)
「国会の監視活動は引き続き刷新、強化され、監視活動の役割への人々の意識向上や法律整備、差し迫った問題の解決、中央から地方までの国家機関の活動の好転に寄与してきました。また、国会の監視活動や質疑応答は公開され、明確に実施されたことは国会と国民の関係を緊密化させました。」
他方、グエン・タン・ズン首相は5年間の任期における政府の活動を報告し、経済社会発展、国家行政機関の健全化、国際社会への参入で収めてきた成果を点検しました。また、政府は党、国会に対し、対外活動と国際社会への参入に関する重要な政策を提案した他、多くの国との戦略的パートナー関係や全面的パートナー関係の確立を指導したと明らかにしました。さらに今期で引き出した経験について触れ、次のように語りました。
(テープ)
「創意工夫をしながら、発展事業を促進した際、国家、民族の利益を第一義に位置づけるとともに市場経済体制の完備、法治国家の建設に全力を尽くし、迅速かつ持続的な発展に原動力をつける必要があります。また、民主体制の発揮や団結の強化も重要な問題です。困難な状況の中でも社会安全保障を強化し、国民の生活水準を向上させた上で、国民の主人公としての権利を強化すると同時に人間を発展の中核と目標として見做さなければなりません。」
同日午前、サン主席は2011年から2016年期の国家主席の活動を総括する報告を読み上げました。
ソース:VOV