最も被害が大きかったセブ島では、洪水などにより39人が死亡しました。
フィリピン当局によりますと、同国中部に上陸した台風カルマエギの影響で、4日までに少なくとも46人が死亡しました。この中には、災害救援活動中に墜落した軍用ヘリコプターの乗員6人も含まれています。
最も被害が大きかったセブ島では、洪水などにより39人が死亡しました。隣接するボホール島でも1人の死亡が確認されています。セブ州当局によりますと、多数の行方不明者が出ており、軍や警察、住民らによる救助活動が続いています。ソーシャルメディア上に投稿された映像には、車や道路が冠水し、複数の車両が濁流に流される様子が映っています。
台風カルマエギは4日にフィリピンへ上陸して以降、徐々に勢力を弱めていますが、依然として瞬間最大風速165キロの強風を伴いながらベトナム東部海域(南シナ海)へと進んでいます。6日夜にはベトナム中部に上陸する見通しで、ベトナム政府も「最悪の事態に備えている」と発表しました。(ロイター)
(VOVWORLD)