17日夜、フエ市でトゥアティエンフエ省人民委員会は古都フエの建造物群のUNESCO=国連教育科学文化機関の世界文化遺産登録30周年、およびフエ宮廷雅楽「ニャーニャック」の世界文化遺産登録20周年を記念する式典を行いました。
式典で、大規模な文芸公演が行われ、国内外の9つの芸術団が参加し、ベトナムと外国の多様な文化を披露しました。
席上、挨拶に立ったホーチミン国家政治学院のグエン・スアン・タン院長は「ベトナムの初めての文化遺産である古都フエの建造物群、および宮廷雅楽『ニャーニャック』が世界文化遺産として認定されたことはベトナムの文化遺産の国際統合に道を切り開き、ベトナムが豊かな文化に恵まれ、文化産業を発展させる可能性があることを立証する」と強調しました。また、トゥアティエンフエ省は国内、および東南アジアでUNESCOに認定された5つの世界文化遺産を持つ唯一の地方として知られています。
UNESCOによりますと、現在、古都フエの建造物群の保存が安定し、持続可能な発展段階に入っています。また、文化遺産の保存・発揮は地元の社会経済開発戦略において重要な役割を果たしているとしています。
なお、古都フエの建造物群は1993年、ユネスコにより、世界文化遺産として、宮廷雅楽「ニャーニャック」は2003年に世界無形・口承伝統文化遺産として認定されました。
ソース:VOV