シンポジウムに参加した専門家らは、2024年に達成した成果を基礎に、2025年にも、ベトナムの輸出は引き続き順調に成長することを明らかにしました。
2025年に世界経済の停滞と新たな地政学的な展開はベトナムを始め、世界経済成長に引き続き影響を与える。しかし、ベトナムにとって輸出は依然として強みであり、ベトナムが来年も良好な成長を維持することに役立ちます。これは12日ハノイで開催された2025年の投資シンポジウムで出された見解です。
シンポジウムに参加した専門家らは、2024年に達成した成果を基礎に、2025年にも、ベトナムの輸出は引き続き順調に成長することを明らかにしました。
商工省によりますと、年初10カ月の輸出総額は15.8%増加し、今年の目標値の3倍近くとなる見通しです。これと同時にベトナムの主要な輸出市場であるアメリカとヨーロッパのインフレはうまく抑制され、購買力も再び上昇し、ベトナム企業がより多くの顧客を誘致できるようになるとのことです。
中央経済管理研究所のルオン・バン・コイ副所長は次のように語りました。
(テープ)
「輸出額は引き続き大幅に増加する傾向にあります。なぜなら、現在、ベトナムはCPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定、EVFTA=ベトナムと欧州連合との自由貿易協定、RCEP=地域的な包括的経済連携などの次世代自由貿易協定を含め、合わせて16件の自由貿易協定を締結しました。これらの輸出市場への輸出が良好に実施され、貿易の成長に貢献しています。そのほか、近隣諸国から我が国への投資資金の移転が急増しています」
一方、専門家らは今後、ベトナムはハイテクと半導体分野におけるアメリカからの投資を誘致するチャンスがあります。これは工業の近代化事業を強化する要素となります。ベトナムはこれらの機会を有効に活用するために、ベトナムがAI、デジタルツイン技術、ブロックチェーン、仮想現実、ビッグデータなどの新しいデジタル技術の研究、開発、応用に力を入れるよう専門家らは提案しました。
(VOVWORLD)