同セミナーで意見を述べる財務省外国投資局の
グエン・アイン・トゥアン副局長。
撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
外国投資企業協会会長のグエン・アイン・トゥアン博士は、外国投資企業セクターの視点を補足する形で、中小企業(SME)と外資企業(FDI)との連携が依然として限定的である要因を分析しました。 トゥアン博士は、製品品質の向上、市場アクセス手法の改善、そしてサプライチェーン関係者間の信頼強化など、連携能力を高めるための包括的な解決策の必要性を強調しました。
同セミナーで講演したハノイ市主要工業製品生産企業協会(HAMI)副会長、ニュートリケア・ニュートリション株式会社のグエン・ドゥック・ミンCEO。
撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
製造業の視点から、ハノイ市主要工業製品生産企業協会(HAMI)副会長、ニュートリケア・ニュートリション株式会社のグエン・ドゥック・ミンCEOは、中小企業(SME)の支援資金獲得をサポートしてきた経験を共有しました。ミン氏によれば、ハノイ市には、信用促進から、生産・経営モデルの構築支援に至るまで、企業を後押しするための実践的な政策が数多くあると述べました。 これらの支援は、地元企業の競争力向上に重要な役割を果たしていると強調しました。
自社が直面している困難を共有し、
講演者に質問を投げかけた中小企業の代表者。
撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
オープンディスカッションでは、多くの中小企業(SME)の代表者が、厳格な品質要件、初期投資コスト、そしてサプライチェーン側のニーズに関する情報不足など、大手企業やグループ企業のサプライヤーになろうとする際に直面する最大の課題を明確に示しました。
同セミナーは、市内126か所の区、村レベルの拠点へオンライン中継され、さらにベトナム通信社をはじめとするの多くの関連報道機関、団体、協会のメディアチャンネルでも放送されました。 これは、サプライチェーン連携というテーマが、持続可能な経済発展の鍵となる要素として、地域社会から大きな関心を集めていることを示しています。
セミナー終了後、記念写真を撮影する講演者と来賓。
撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
本イベントは、企業の声が傾聴され、迅速に対応される、友好的なビジネス環境構築におけるハノイ市の役割を改めて示すものとなりました。 定期的な対話モデルを通じて、ハノイ市は今後、投資促進活動のさらなる強化、企業支援の拡充、そして強固なサプライチェーンの構築を目指しています。これらは新たな時期における首都の持続可能な発展に向けた重要な基盤となります。
文、撮影:コン・ダット