中国・天津大学南方グローバル研究院の多言語教育学部で副主任を務める李俊凱（リ・ジュンカイ）准教授は、先頃VOV＝ベトナムの声放送局のインタビューに答えた際、近年ベトナムが進めている大胆な改革に強い関心を示しました。
李准教授は、ベトナムが大規模な省の統合や県レベルの廃止を進めていることについて、「財政、人材、予算承認の権限を集中させることができる」と分析し、次のように述べました。
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「これにより、ベトナムは政府機構の運営にかかる経費を抑えつつ、インフラ整備、社会保障、デジタル経済への投資を強化できるようになりました。また、北部および中部地域における省の再編によって、港湾や鉄道、工業団地の統一的な計画が進めやすくなります。さらに、行政手続きの面に関して身分証、健康保険、土地登記などのデータが省間で共有され、行政手続きの簡素化が期待できるようになります」
さらに李准教授は、デジタル政府を通じて、大都市と中小都市の発展機会の格差が是正され、地域の個性を活かした広域戦略が進められるようになると述べました。
(VOVWORLD)