会見で、ルオン・クオン国家主席は、「ベトナムは外交政策の中で、ペルーを最優先対象として見なしている」と強調するとともに、「今回のペルー訪問は、両国関係のさらなる深化に寄与するだけでなく、その関係を新たな発展段階に押し上げるための推進力を作り出す」と明らかにしました。また、ルオン・クオン国家主席は、「ペルー議会はペルーで事業活動をしているベトナム企業の通信、石油・ガス分野での投資プロジェクトに特別な関心を寄せ、便宜を図るよう」希望を表明しました。

一方、ペルーのエドゥアルド・サルワナ国会議長は「今後、両国が代表団の往来をはじめ、あらゆる分野における知見共有を引き続き強化していくよう」希望を示し、「ペルー議会は、ペルーで展開中のベトナム企業の投資プロジェクトにあらゆる好ましい条件を提示する用意がある」と再確認しました。今後も、ベトナム企業はペルーで投資経営の規模を益々拡大していくことを望んでいると語りました。

会見後、ベトナムのルオン・クオン国家主席にペルー共和国の最高勲章である「ペルー太陽勲章大十字章」が授与されました。

同日午後、クオン国家主席はペルーのグスタボ・アドリアンセン閣僚評議会議長と会見しました。会見で、両氏は、具体的な措置を通じたベトナムとペルーとの関係強化に関する共同宣言を採択することで一致しました。また、両国関係の実質的かつ効果的な発展を目指し各レベルの訪問団の往来の維持、政治・外交・経済・貿易に関する対話メカニズムの効果向上などでも一致しました。

(VOVWORLD)