アジア太平洋経済協力会議(APEC)2025のハイレベルウィークに出席するため、韓国・慶州を訪れているルオン・クオン国家主席は、現地時間の30日午後、APECビジネスサミットで重要なスピーチを行いました。
                                        ルオン・クオン主席は、これまでの産業革命から得られた教訓、アジア太平洋地域が担う世界的な責任、APEC企業コミュニティの役割、そして新たな時代におけるベトナムの発展の方向性と協力の可能性について見解を示しました。
主席は、これまでの産業革命の経験を踏まえ、「今回の産業革命は、初めから協力の精神に基づいて進め、すべての経済体が参加・貢献し、自らの能力を発揮できるようにすることが重要だ」と強調しました。
さらに、APECの企業が各国政府と連携し、責任あるAI=人工知能の導入、オープンAIの推進、包摂的なAIの実現に取り組むよう呼びかけました。あわせて、ベトナムが科学技術やイノベーション、デジタル変革の分野で収めた成果を紹介し、今後、AI、デジタル技術、エネルギー、バイオテクノロジー、スマートシティなどの分野で協力を拡大していく余地が大きいと述べました。
(テープ)
「今回の会議のテーマ『つながる・企業・飛躍』に強く共感しています。不安定さや不確実性、混乱や分断が広がる世界の中で、ベトナムは皆さまに“安定と安全”、そして“持続的な成功の機会”を提供します。ベトナムの扉は常に皆さまに開かれています。AI、デジタル技術、エネルギー、バイオテクノロジー、スマートシティなど、多くの潜在的な分野で、APEC企業の皆さまと協力できることを期待しています。」
(VOVWORLD)