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リオン、航空機騒音観測システムをベトナムで初導入―JICA支援

医療機器や環境機器の製造・販売などを手掛けるリオン株式会社(東京都国分寺市)は10日、国際協力機構(JICA)の支援のもと、ベトナムにおける航空機騒音の監視と測定技術の確立に向けた技術協力の実施に関して、ベトナム民間航空局(CAAV)およびベトナム空港社[ACV](Airports Corporation of Vietnam)との間で合意契約を締結した。

この合意契約に基づき、11月にハノイ市ノイバイ国際空港へリオンが提供する航空機騒音観測システムを設置するとともに、測定評価マニュアルの作成・提供、機器の測定技術指導を実施する。ベトナム国内の空港において航空機騒音観測システムを導入するのはこれが初めて。

リオンは、日本国内において40年以上にわたる航空機騒音監視装置の販売、保守サービスおよび測定方法の開発の実績がある。この実績をもとに、2017年7月、ベトナムにおける航空機騒音の監視および測定技術の確立に向けた技術協力について、CAAVと覚書を締結した。今年3月には、ベトナムの航空機騒音測定技術の指導および普及を図ることを目的に、JICAの「民間技術普及促進事業」に採択されている。

今後、ベトナム国内の他の主要空港でも同様の技術協力を目指す。また、航空機騒音に限らず、鉄道や道路交通騒音も含めたベトナム国民の環境騒音の保全に貢献できるよう取り組んでいく。
ソース:www.viet-jo.com

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