VOVWORLD) -政府は、国会に対して、2025年度のGDP=国内総生産の成長率目標を8%以上に上方修正するよう提案しました。
12日、ハノイで開催された第15期国会第9回臨時会議の開会式で、グエン・チ・ズン計画投資大臣は、2025年度の社会経済開発追加計画の草案を読み上げました。これに基づき、政府は、国会に対して、2025年度のGDP=国内総生産の成長率目標を8%以上に上方修正するよう提案しました。この目標値は、国会が既に設定した6.5%~7%を上回るとのことです。
ズン大臣は次のように語っています。
(テープ)
「全国の2025年度のGDP伸び率が8%を超える必要があります。これは、2026年~2030年期の継続的な2桁成長に向けた確実な土台となります。GDPの成長は迅速かつ持続であり、マクロ経済の安定化、インフレの抑制、貿易収支バランスの確保に貢献するとともに、社会経済開発と環境保全の調和、国防・安全保障を確保しなければなりません」
多くの国会議員によりますと、GDP成長率を8%にするという目標の設定は、強い決意を示すことです。というのは、この目標を達成するならば、国の社会経済開発事業に重要な土台を作り出すからです。
ホーチミン市選出のチュオン・チョン・ギア国会議員は次のような意見を述べています。
(テープ)
「党と国家の指導者は、正しい方向性を定めました。それは、国が従来のやり方で発展を続けることは出来ないということです。発展の方針が決まっていますが、その実施方法や、運営方法などは従来のまま適用されてはいけません。もし、我々は、好機を掴み、課題を深く認識した上で、科学技術の成果を活用したら、2025年度のGDP伸び率を8%にするためのモチベーションを作りだすでしょう」
ベトナム政府が2025年の経済成長率の上方修正を国会に提案したのは、2021年~2025年期の社会経済開発目標の達成に向けた政府の決意と努力を示しており、2026年~2030年期の継続的な2桁成長に向けた確実な土台を作り出すとしています。