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ベトナムで初めて、AIを活用した海水の水質監視を実現

このほど、ベトナムとポーランドの科学者らは、ハロン湾およびクア・ルックでの海水の水質監視におけるリモートセンシングと人工知能(AI)応用に関する研究を共同で展開しました。

ハロン湾およびクア・ルックはクアンニン省に属する戦略的な水域であり、景観と生態系の価値に恵まれているだけでなく、同省の経済・観光の発展における重要な役割を果たしているものでもあります。

このプロジェクトは、ベトナム科学技術アカデミー所属ベトナム宇宙センターとポーランド科学アカデミー所属ポーランド地球物理学研究所の共催により行われています。ベトナム宇宙センターの副総裁を務めるブ・アイン・トゥアン博士は、次のように語りました。
 (テープ)
「今後の重要な方向性の一つとして、我が研究チームには、ベトナムの全海域に本研究を広く展開する計画があります。最終の目標は海水の水質パラメーターを継続的に監視・追跡できるシステムを構築することです。このシステムは、計画立案者にとって重要な情報を提供し、水環境の汚染に関してタイムリーに警告を発信します。特に、水産養殖活動やその他の海洋経済分野への影響を把握するのに大きな役割を果たすものと期待されています」
これは、衛星データや先進的な機械学習アルゴリズム、そしてGoogleのクラウドコンピューティングプラットフォームを同時に活用して、水資源をより効果的に監視するためのベトナムで初めての取り組みです。

(VOVWORLD) 


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