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ベトナム、世界遺産保護で国際協力強化を表明

パリのユネスコ本部で開催されている第47回世界遺産委員会で、ベトナムが世界遺産の保護と活用に向けた取り組みを発表しました。

ベトナムからは外務省のグエン・ミン・ヴー常務次官が代表団を率いて参加しています。ベトナムは2023年から2027年まで世界遺産委員会のメンバーを務めており、今回が2回目の参加となります。

会議でヴー次官は、ベトナムが8つの世界遺産を保有していることを紹介し、その保全と活用に積極的に取り組んでいることを強調しました。特に、地域住民を中心とした保護活動を重視し、遺産の保全と地域の経済発展の両立を図っていると述べました。

また、ベトナムは2024年に制定した文化遺産法に世界遺産条約の理念を盛り込むなど、法整備も進めています。

ヴー次官は、世界遺産基金への継続的な支援を約束するとともに、各国に対して経験の共有や若者・女性の参加促進など、国際協力の強化を呼びかけました。

この会議は今月16日まで続く予定です。

(VOVWORLD)


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