世界情勢が複雑に推移している背景の中で、ベトナムは新たな時代に向けて、シンガポールを含め、東南アジア諸国との外交関係を強化するため、前向きな姿勢を示しています。
これはシンガポールのリー・クアンユー公共政策大学院のベトナム専門の研究者であるブ・ミン・クオン教授が、ベトナム通信社のインタビューに答えた際、このように語りました。
このインタビューはトー・ラム書記長が11日、シンガポールへの公式訪問を開始するにあたり、行われたものです。クオン教授は、ベトナムとシンガポールが今後、両国関係を新しい発展段階に押し上げるための大きな潜在力を持っていることを強調しました。
クオン教授によりますと、ベトナムがシンガポールとの関係をさらに深めることは、ベトナムの戦略的視点の深さを示す重要な兆しであり、今後の大きな転換を実現するために、指導部の強い決意を反映しています。シンガポールとベトナムには、戦略的な包括的関係を強化するための多くの潜在力があるということです。
(VOVWORLD)