3月1日午後、ハノイでファム・ミン・チン首相が日本企業との円卓会議を開催しました。
会議の中でチン首相は、ベトナムが今年8%以上、今後数年間には二桁の経済成長を目指していると表明しました。この目標達成に向け、特に制度改革を含む3つの戦略的分野に注力していくことを強調しました。
チン首相は日本企業に対し、両国関係の可能性をさらに引き出し、より実質的で効果的な協力関係を築くよう呼びかけました。特に、持続可能な成長と環境保護の両立を図りながら、日本企業の経験と信頼に基づいたグリーン技術、グリーンファイナンス、デジタル化などの分野での支援を期待しているとのことです。
また、チン首相は、両国の象徴的なハイテク事業の推進や、ベトナム企業が日本のグローバルサプライチェーンに参入できる環境整備を要請しました。ベトナム政府としては、日本企業の正当な権益を保護し、政治的安定と社会秩序を維持することで、日本企業が長期的に安心して投資できる環境を整えていくと約束しました。
チン首相は最後に、ベトナムをグローバルサプライチェーンにおける重要拠点として位置づけるよう日本側に提案し、両国のさらなる経済連携強化への期待を示しました。
(VOVWORLD)