ベトナムの観光業界が、2025年に向けて意欲的な成長目標を掲げました。
文化・スポーツ・観光省国家観光総局のグエン・チュン・カイン局長は、国際観光客2200万人から2300万人、国内観光客1億2000万人から1億3000万人の誘致を目指すと発表しました。これにより、約1000兆ドン(約400億米ドル)の観光収入達成を見込んでいます。
この目標設定の背景には、2024年の好調な実績があります。同年、ベトナムは柔軟なビザ政策と効果的な観光プロモーションにより、国際観光客数が前年比39.5%増の1750万人を達成しました。さらに、首相により承認された「2021年から2030年までのベトナム観光システム計画と2045年までのビジョン」に基づき、各地方と中央省庁は観光インフラ整備の具体的な行動計画を策定できるようになりました。カイン局長は次のように語りました。
(テープ)
「政府が承認した『2030年までのベトナム観光発展戦略』、とりわけ『2021-2030年ベトナム観光システム計画』に基づき、2025年の野心的な目標を掲げています。観光収入を1000兆ドン、およそ400億米ドルまで伸ばす計画です。この意欲的な数字には、業界を発展させようとする私たちの強い決意が込められています」
これらの目標数値は業界の強い決意を表しており、コロナ禍からの回復を遂げたベトナム観光業界の更なる飛躍が期待されます。
(VOVWORLD)