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ベトナム宇宙博物館 正式に開館

ベトナムは建国80周年と、ベトナム科学技術アカデミー設立50周年を記念し、21日、ハノイ近郊のホアラック・ハイテクパークで「ベトナム宇宙博物館」の開館式を行いました。 ベトナム宇宙博物館は、屋外およそ1500平方メートル、屋内およそ1600平方メートルの2階建てで、宇宙の広大さを表現するデザインとなっています。衛星や惑星、ロケットの模型が科学的に配置され、過去から未来へと時間の流れに沿って宇宙の歴史や成果を体験できる構成です。

この施設は、特に若い世代に宇宙科学への関心と情熱を高めることを目的としています。ベトナム宇宙センターのレ・スアン・フイ副センター長は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム宇宙博物館の特徴は、我が国の宇宙技術の発展と結びついていることです。若い世代に対して、ベトナムは科学技術、とりわけ宇宙技術の分野で活動を進めているというメッセージを伝えたいと思います。若者が情熱を持って科学技術に貢献することを期待しています」

また、開館式でグエン・チ・ズン副首相は、各国が宇宙技術を含む先端技術開発で競い合うなか、ベトナムは先取りし、いくつかの分野で飛躍的な発展を遂げる可能性があると強調しました。そのうえで、ベトナム宇宙センターは、人工衛星の開発と製造の基盤として、将来的に地域や世界をリードする研究機関になるとの期待を示しました。

(VOVWORLD) 


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