19日、ロシアのサンクトペテルブルクで第28回国際経済フォーラムが開幕し、ベトナムからレ・タイン・ロン副首相が代表団を率いて参加しました。このフォーラムには世界140か国以上から代表が集まっています。
ロン副首相は開会式で主要講演者として発言し、プーチン大統領が提唱する「大ユーラシア・パートナーシップ」構想を評価しました。そして、ベトナムがユーラシア経済連合とASEAN東南アジア諸国連合との協力を進める架け橋になる用意があると表明しました。
また、世界的な関税問題について、ベトナムは冷静に情勢を分析し、柔軟に対応していく方針を示しました。変化する貿易環境に対しては、輸出先の多様化や企業支援、経済構造の改革などを同時に進めているとしています。
さらにロン副首相は、ベトナムが戦争を経験した国として、世界のどこでも紛争が起きることを望まないと強調し、話し合いによる平和的解決を呼びかけました。
(VOVWORLD)