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ベトナム・日本地方協力フォーラム デジタル分野での連携強化を確認

ベトナムと日本の地方による初めての協力フォーラムが25日、ベトナム北部のクアンニン省で開かれました。

フォーラムでベトナムのファム・ミン・チン首相は、両国の地方間にはまだ大きな協力の余地があるとして、企業や住民を中心に据えた協力を進めていく考えを示しました。

そのうえで「より良い仕事、より高い収入、より良いスキル」という目標のもと、デジタル技術や人工知能、スマートシティなどの分野で協力モデルを推進していくことを提案しました。

特に日本側に対しては、地方のデジタル化の推進や、AIや半導体といった優先分野での政策立案能力の向上に向けて、経験の共有と支援の強化を求めました。チン首相は次のように語りました。

(テープ)

「デジタル技術やAI=人工知能、スマートシティ、それにスタートアップ支援といった分野で、両国が協力モデルを研究していくことを提案したいと思います。特に日本の皆様には、イノベーションを生み出す仕組みづくりや、地方のデジタル化を進めるにあたって、これまでの経験を共有していただきたい。また、AIやモバイル通信網、半導体といった重点分野で、ベトナムの地方行政府や企業が政策を立案し、運営していく力を高められるよう、より一層の支援をお願いしたいと考えております」

一方、オンラインで参加した高市早苗総理大臣は、経済成長に向けた改革でベトナムとの協力を強化していく考えを示し、『共に創り上げる』という姿勢で、持続可能な未来を築いていくことを確認しました。

(VOVWORLD) 


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