ベトナムとスイスは、包括的パートナーシップの枠組みに沿って、二国間協力を推進するとともに、EFTA=ベトナムと欧州自由貿易連合との自由貿易協定がもたらす利点を最大限に活用していくことで一致しました。
これは、トー・ラム党書記長・国家主席と、スイスのギー・パルムラン大統領が、17日午後、ハノイで行われた首脳会談で確認したものです。
トー・ラム党書記長・国家主席とギー・パルムラン大統領が会談を行う
会談で、トー・ラム書記長・国家主席はベトナムはスイスとの包括的パートナーシップを常に重視していると強調したうえで、両国が今後も引き続き協力し、ともに発展すると同時に、地域の平和、安定、発展に貢献していきたいとの考えを示しました。
一方、ギー・パルムラン大統領は、ベトナムとスイス、そして、EFTA加盟国との自由貿易協定の締結は、今後、企業が協力の可能性を開拓するうえで大きな機会になると述べました。現在、すでに100社を超えるスイス企業がベトナムに進出しています。
スイスが有する技術や有望なソリューションと、ベトナムの高い経済成長率や若い人口構成を組み合わせることで、両国の協力には大きな可能性があると指摘しました。
また、パルムラン大統領は、トー・ラム党書記長・国家主席が提案した今後の重点協力分野についても、全面的に賛同しました。具体的には、ベトナム・EFTA自由貿易協定の署名と実施を受け、貿易・投資協力を一層強化するとともに、特に港湾分野をはじめ、より多くのスイス企業によるベトナムへの投資を促進することです。
また、パルムラン大統領はまた、ベトナムのバランスの取れた外交政策を高く評価し、それが地域および国際社会におけるベトナムの地位向上につながっていると述べました。
この機会に、両首脳は、労働、科学技術、貿易、都市開発の各分野における、両国の関係省庁間の協力文書の署名・交換式に立ち会いました。また、スイスのパルムラン大統領は、2027年にスイスで開催される人工知能に関する世界会議に、ベトナムを招待しました。
17日夜、ハノイで、トー・ラム党書記長・国家主席夫妻は、スイスのギー・パルムラン大統領夫妻を歓迎する晩餐会を主催しました。席上、トー・ラム党書記長・国家主席は、次のように述べました。
「ベトナムはスイスとともに、科学技術、イノベーション、高度人材の育成における協力を新たな段階へと発展させていきたいと考えています。また、平和と安定の維持、共通の課題の解決に向けて、ともに一層積極的に貢献していきたいと思います。ベトナムとスイスの関係がますます良好に発展することで、世界の平和と繁栄に貢献するための条件も、さらに整っていきます。55年にわたる両国の友好関係は、私たちが自信を持って前進していくための確かな基盤です」
これに対し、パルムラン大統領は、18日に署名される予定のEFTA・ベトナム自由貿易協定によって、両国企業に新たな展望が開かれるとともに、両国経済の結びつきが一層強まるとの期待を示しました。
[VOVWORLD]