席上で、フック主席は、群馬県が人材育成分野においてベトナムとの協力を推進し続けるとともに、現地のベトナム人コミュニティの生活、学習、労働に優先条件を提示するよう希望しました。

また、フック主席は、知事のダナン市とホイアン市の訪問を歓迎するとともに、このことはベトナム中部の各地方との協力のチャンス拡大となるであろうと述べました。これまでに、経済、投資、草の根交流などの分野におけるベトナムの地方と群馬県との協力関係は積極的に発展しています。群馬県に住むベトナム人の数はおよそ１万人に達し、県内の外国籍の住民のうち、2番目に多くなっています。

一方、山本知事は、ベトナムと日本との良好な関係を維持するため、特に、群馬県とベトナムの地方との経済協力を促進するために全力で取り組むと明らかにしました。山本知事によりますと、近日中に、デジタル、情報技術、製造技術などの分野に投資を検討中の同県の企業代表団がベトナムを訪問する予定だとしています。また、群馬県は、ベトナムから大量の実習生、質の高い労働者を受け入れているということです。