26日午後、ハノイでルオン・クオン国家主席は、第2回ASEAN未来フォーラムに出席した際、ベトナムを公式訪問中のニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相と会見しました。
この席で、ルオン・クオン主席は、ラクソン首相の訪問が両国関係の新たな推進力となり、外交関係樹立50周年という節目に両国の関係を包括的な戦略的パートナーシップへと格上げすることに貢献すると強調しました。
また、この関係の強化が新たな協力段階を切り開き、二国間および多国間の枠組みで両国関係のより包括的かつ綿密な発展に貢献すると述べました。
さらに、ニュージーランド政府がベトナム人学生向けの奨学金を56%増加したことに感謝するとともに、技術移転、専門家育成、高度な人材の養成において支援を継続するよう提案しました。
一方、ラクソン首相は、近年のベトナムの力強い発展に深い印象を受けたと述べ、両国の協力関係をさらに強化したいとの意向を表明しました。また、2027年のAPEC=アジア太平洋経済協力会議の議長国を務めるベトナムを全面的に支持し、必要な支援を提供することを再確認しました。
両首脳は、包括的な戦略的パートナーシップへの格上げが関係強化の第一歩であるとの認識を共有し、今後、各分野における具体的な協力プログラムや施策を盛り込んだ行動計画を策定し、新たな関係の枠組みを具体化していくことで一致しました。また、ベトナムとニュージーランドは地域と国際情勢に対する共通の見解とビジョンを持つことを確認しました。
この機に、ルオン・クオン主席はニュージーランドのシンディ・キロ総督に書簡を送り、近い将来のベトナム訪問を招待しました。ラクソン首相からも、ニュージーランド総督の意向としてルオン・クオン主席をニュージーランドに招待する旨が伝えられ、ルオン・クオン主席はこの招待を承諾しました。
(VOVWORLD)