29日午前、スイス・ジュネーブで、第6回世界国会議長会議への出席およびスイスでの二国間活動の一環として、チャン・タイン・マン国会議長は、スイス全州議会(上院)のアンドレア・カローニ議長と会見しました。
席上、マン議長は、両国間の議会チャンネルを通じた協力の強化を提案しました。具体的には、専門委員会、友好議員グループ、女性議員、若手議員などのレベルでの代表団の交流を通じて、立法活動や監督、国の重要事項に関する意思決定での情報・経験の共有を進めたいと述べました。また、スイス議会に対し、ベトナムとの友好議員グループの早期設立を提案し、法治国家の構築、法制度の整備、国会および選挙で選ばれた機関の国家発展における役割強化についての経験を共有してほしいと求めました。さらに、金融テクノロジーやデジタルバンキング分野における協力の推進にも期待を表明しました。
これに対し、アンドレア・カローニ議長は、現在のグローバルな潮流に即した発展のための制度づくりにおいて、法制度の構築と整備に関する協力や経験共有の重要性を強調し、両国が二国間のFTA自由貿易協定の早期交渉を行うことへの希望を示しました。
同日午前、マン議長はスイス国民議会(下院)のマヤ・リニカー議長と会見し、ベトナム・スイス間の投資保護協定および二国間租税協定の早期交渉・締結、自由貿易協定の交渉再開、ならびにベトナムの半導体分野の技術者育成支援や、多国間および地域の議会フォーラムにおける協議強化など、さまざまな分野での協力促進を提案しました。
(VOVWORLD)