12日午前、ハノイで、「互恵的通商関係の新たな発展時代」をテーマとする第8回ベトナム・アメリカ・ビジネスサミットが開催されました。
ビジネスサミットで演説したブイ・タイン・ソン副首相は、ベトナムが常にアメリカとの公正で互恵的な経済・貿易協力関係の促進を重視していることを確認するとともに、アメリカ企業を含め、企業コミュニティに対し、安定的で最も有利なビジネス環境を構築するよう常に努力していると述べました。
ソン副首相は次のように述べました。
(テープ)
「国際社会への統合、およびスマート技術とイノベーションの時代に、ベトナムとアメリカとの包括的な戦略的パートナーシップは、デジタル協力、科学技術、イノベーションを優先的な柱の一つとしています。これこそが、両国関係をデジタル時代におけるグリーンで持続可能な発展の未来を共同で創造するための基盤です」
ベトナムの投資・ビジネス環境について、副首相は、ベトナムが引き続き地域の成長の光として地位を確立し、世界トップクラスの成長率を維持していることを明確に述べました。ベトナムは、国と経済が新時代へ移行するための強固な基盤を構築すべく、重要な政策の実施に注力しています。
一方、アメリカのマイケル・デソンブレ国務次官補が、ベトナムには対外直接投資の誘致に大きな潜在力があることを確認しました。したがって、アメリカ企業は、ベトナム企業にとって主要な投資家およびパートナーとしての役割を維持する用意があると述べました。
デソンブレ国務次官補は次のように述べました。
(テープ)
「世界で最も急速に成長している輸出市場の一つとして、ベトナムはアメリカ企業に、農業、国防、エネルギー、医療、テクノロジーの分野における貿易ビジネス協力に大きな機会を提供しています。アメリカは現在、ベトナムにとって最大の輸出市場であり、ベトナムはアメリカにとって第8位の貿易相手国です。公正で互恵的かつバランスの取れたアメリカ・ベトナム通商協定が締結されれば、貿易収支の均衡調整に役立ち、二国間経済関係を強化し、両国の輸出業者にこれまでにない市場アクセスをもたらすでしょう」
(VOVWORLD)