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ベトナム、WMOの「すべての人に早期警報を」イニシアチブを支持

ジュネーブ駐在ベトナム代表部のマイ・ファン・ズン大使は、WMOおよび国連が早期警報を地球規模の公共財として位置づけ、人命を守り、持続的な発展を支える取り組みを進めていることを高く評価すると述べました

世界気象機関(WMO)が主催する世界気象会議の臨時総会が、現地時間の20日、スイス・ジュネーブで開幕しました。WMO設立75周年を記念する主要イベントである今回の会議では、「すべての人に早期警報を(Early Warnings for All=EW4All)」イニシアチブを中心に、地球温室効果ガス監視システム(G3W)や、気象予報におけるAI人工知能の活用など、戦略的課題が議論されました。

ジュネーブ駐在ベトナム代表部のマイ・ファン・ズン大使は、WMOおよび国連が早期警報を地球規模の公共財として位置づけ、人命を守り、持続的な発展を支える取り組みを進めていることを高く評価すると述べました。ベトナムは気候変動の影響を最も受けやすい国の一つであり、その経験を通じて、WMOや各国パートナーとの協力をいっそう強化していく決意を新たにしています。

ズン大使はまた、「すべての人に早期警報を」イニシアチブを全面的に支持し、これを単なるプロジェクトではなく、人々の苦しみや経済的損失を大幅に減らすための戦略的かつ人道的な使命と捉えていると強調しました。ベトナムはWMOおよび国連システムと緊密に連携し、「すべての人に早期警報を」イニシアチブの全国的な実施を加速させる方針です。

さらに、ベトナムは各国政府、開発機関、民間セクターに対し、地球上すべての人々の安全を確保するために必要な資源と政治的意思を結集し、協力を強化するよう呼びかけました。

(VOVWORLD) 


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