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ベトナム、軍行方不明米兵捜索に関する歪曲報道を否定

ハン報道官によりますと、MIA分野における人道的協力は長年にわたって両政府により効果的に行われており、これまでに数千人のアメリカ軍兵士の遺骨が確認・返還されてきました。

ベトナムは、ベトナム戦争中に行方不明となったアメリカ軍兵士(MIA)の捜索活動に関する歪曲情報に対し、断固として反対しています。これは、2日にハノイで開かれた記者会見で、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官が、アメリカの「東南アジア地域捕虜・行方不明者家族全国連盟」の報告書に関する質問に答えた際、明らかにしたものです。

ハン報道官は、この報告書には事実と異なる内容が含まれており、ベトナムはそれを完全に否定すると強調しました。

ハン報道官によりますと、MIA分野における人道的協力は長年にわたって両政府により効果的に行われており、これまでに数千人のアメリカ軍兵士の遺骨が確認・返還されてきました。これは戦争の痛みを癒やし、両国の信頼と友好を深める上で極めて意義深い成果であり、アメリカ側も常にベトナムの努力を高く評価しています。

また、ハン報道官は今後も両国が「平和・協力・持続可能な発展のためのベトナム・アメリカ包括的な戦略的パートナーシップに関する共同声明」の精神に基づき、この分野で引き続き全面的に協力していくと明言しました。

なお、6月21日付の報告書で、同連盟は「ベトナムは特定の分野ではアメリカと協力しているが、この活動にかかる費用は過大である」との見解を示しています。

(VOVWORLD) 


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