17日午後、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官は、中国の王毅外相がベトナムに対し、上海協力機構（SCO）への早期加盟を呼びかけたことに関する記者団の質問に答えました。
ハン報道官は、ベトナムは常に、明確な目的と原則を持ち、国連憲章および国際法に則った国際的な枠組みを重視しており、地域および世界の平和、安定、発展に貢献することを目指していると強調しました。ベトナムはこれまで、そして今後も、東南アジア諸国連合（ASEAN）、国連、アジア太平洋経済協力（APEC）、メコン地域をはじめとする各種地域メカニズムなど、多国間組織やフォーラムに積極的かつ責任ある形で貢献していく方針です。
また、ベトナムの多国間枠組みへの参加については、自国の外交方針や国情、能力との整合性を踏まえた上で、慎重に検討・判断していると述べました。
これに先立つ7月10日、クアラルンプールで開催されたASEAN首脳会議の傍らで行われたブイ・タン・ソン副首相兼外相と中国の王毅外相との会見で、王外相は、中国が真の多国間主義を共に守り、国際的な公平と正義を促進するために、ベトナムの上海協力機構への早期加盟を支持する意向を表明しました。
(VOVWORLD)