歴史上初めて、ベトナムの沖合の島が完全な法的根拠を持ち、外観、役割、地位を備えた都市レベルの行政単位に昇格しました。フーコックが全国で最初の島の都市になったことは大きな転換点であるだけでなく、「真珠の島」と呼ばれるこの島が早期に地域と世界トップの経済、観光、サービスの中心地になるための条件となります。このことは島嶼における安全保障上の防衛と組み合わせた海洋経済開発を進めて行く上でのベトナムの戦略的なビジョンを表しています。
海の天国から
飛行機の小さな窓を通して見るとフーコック島は海の真ん中に伸びる青い帆のようです。私の隣に座っていた経験豊富そうな老人の乗客さえ、フーコック島が南アメリカ大陸のミニチュアのような形をしているのはとても面白いと話し始め、それから飛行機がフーコック空港に着陸するまで、真珠の島の話しが続きました。フーコック空港は太陽の光と吹きさらしの風が一杯の美しく小さな国際空港です。
空港からタクシーで、フーコック市の中心部にあるズォン・ドン区にある小さな海辺のファミリースタイルのリゾート、シースターリゾートに行きました。車は島の西海岸に沿った大きな道路のチャン・フン・ダオ通りを走ります。片側は海の賑やかな通りが長く続いていたので、島はいつもの静かだという私の先入観すぐに消え、驚きとやや興奮を感じ得ませんでした。
島の南から北まで約50kmのほぼすべての道沿いにサオビーチ、ザイビーチ、チュオンビーチ、ガン・ザウビーチ、ケムビーチ、トムビーチなどの驚くほど美しいビーチと海の景色があります。本島の周りに点在する何十もの手付かずの島々を巡る遊覧船は海を飛ぶように航行しています。
翻訳者:ホアン・ミン・フオン(Hoang Minh Phuong)