これらのプロジェクトは、都市鉄道網の整備を推進するとともに、賃貸住宅の供給拡大を通じて社会保障を充実させ、市民の生活の質を向上させるうえで極めて重要な意義を持つものです。起工式には、レ・ミン・フン首相が出席しました。
式典は、ベトフン地区の市営賃貸住宅プロジェクトをメイン会場として開催され、ロンビエン地区およびファップバン・トゥーヒエップ都市区の会場とオンラインで結ばれました。

ハノイ市人民委員会のブー・ダイ・タン委員長は、次のように述べました。
(テープ)
「ハノイ市は、質の高い賃貸住宅市場を段階的に形成し、適正な価格で住宅を提供することを目指しています。これは、住宅を何としても所有しようとする圧力を軽減し、不動産市場の健全かつ持続可能な発展を促進するとともに、国際的な発展の潮流にも適合させていきます。将来的には、賃貸住宅団地を都市鉄道網や雇用拠点、教育機関、医療施設、公共サービスと一体的に整備していく方針です。これにより、市民にとって利便性が高く、快適で文明的な現代都市コミュニティの形成を目指します。」

今回着工された5つの都市鉄道路線は次のとおりです。このうち1号線は全長およそ81キロで、フンブオン競技場地区からゴックホイ、ハノイ駅、ザーラムを経てノイバイ国際空港を結びます。都市鉄道と国鉄、高速鉄道、空港を結ぶ南北方向の重要な交通軸となります。
2号線は全長およそ56.5キロで、ノイバイ国際空港と首都中心部を結ぶ路線です。ナムタンロンやホアンキエム湖周辺、チャンフンダオ、トゥオンディンなどを経由し、南部の市街地へとつながります。国際空港とハノイの経済・文化の中心地を結ぶ重要な交通ルートとして期待されています。
8号線は全長およそ91キロで、ホアラック・ハイテクパークと物流拠点、工業団地、それに首都東部の成長地域を結ぶ東西方向の路線です。地域経済の発展や広域交通ネットワークの強化に重要な役割を担うとみられています。
10号線は全長およそ43キロで、コーロア、ボーチーコン通り、環状3号線、環状2.5号線、タイムズシティを経て再びコーロアへ戻る環状路線です。交通の分散化を進め、市中心部の慢性的な渋滞の緩和につながることが期待されています。
14号線は全長およそ32キロで、タンロン橋やシプトラ地区からハノイ中心部を経てオーシャンパークなど東部地域へと至ります。新たな都市開発を後押しするとともに、市中心部と周辺地域とのアクセス向上を担う路線です。5路線はいずれも2030年の完成を目指しています。
また、ベトフン、ロンビエン、ファップバン・トゥーヒエップの3つの賃貸住宅プロジェクトは、ハノイ市が進める賃貸住宅開発プログラムの先駆的な事業として位置づけられています。