フック首相= TTXVN |
現在のベトナムと韓国との戦略的パートナーシップと今後の発展方向について、フック首相は「ベトナムと韓国との外交関係が1992年12月22日に樹立されて以来、両国関係は、多くの分野において多大な成果を収めてきた。およそ30年間にわたり、両国関係は急速に発展してきた。両国は2002年に、『21世紀における全面的なパートナーシップ』から2009年に『戦略的な協力パートナーシップ』に引き上げてきた。両国関係の確実な発展の為に、未来に向かい、相互尊重という精神を掲げて、ベトナムは、多くの分野における両国間の戦略的な協力パートナーシップを効果的に深化させ、外交・安全保障・国防・経済の分野における対話・協力メカニズムを効果的に展開したい意向にある。」と強調しました。また、フック首相は、ベトナム・韓国の戦略的な協力パートナーシップが、両国民の利益のため、また、地域と世界の平和・安定・発展に貢献する為に、引き続き急速に発展し、多大な成果を収めてゆくと確信しました。
一方、ASEAN=東南アジア諸国連合と韓国との対話関係について、フック首相は、「2014年に、双方は、戦略的なパートナーシップの将来のビジョン:信頼醸成、幸せ作り」をテーマにした共同宣言を展開した。ASEANと韓国は、地域と世界の問題解決に向けて緊密に協力してきた。経済、貿易、投資分野での双方の協力関係も多くの印象的な成果を収めてきた。双方の貿易取引総額は、1990年の103億ドルから2018年までに1600億ドルに増加した。今後も、ASEANと韓国の任務は、双方の大きな潜在力に見合うようにこの金額を増額することである。」と強調しました。
さらに、フック首相は、「2020年のASEAN議長国を務めるベトナムの主要目標は、ASEAN諸国が団結し合い、地域の平和・安全保障・安定の維持に積極的に貢献し、地域内と地域外からの試練に主体的に対応するための協調性を高めることである。」と明らかにしました。また、ベトナムは、2020年のASEAN議長国と2020年~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国を務める間に、韓国からの積極的な支持と支援を受けたい意向にあるとしています。
ソース:VOV