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フイン・トゥイ・レの旧家

ベトナムのサデック集落のティエン川のそばにあるフイン・テゥイ・レ旧家はドンタップ省を訪問する多くの人々の関心を集めている。この旧家の特徴は越-仏-華の建築の特徴を持ち、フランスのマルグリット・デュラス作家とマンダリーナの息子であるフイン・トゥイ・レ氏のロマンチックなラブストーリーに関係する。
この旧家を訪問した時、40人がいるオーストラリアからの観光者の団体はベトナムのドンタップ観光社のガイドからフランスのマルグリット・デュラス作家とマンダリーナの息子であるフイン・トゥイ・レ氏のラブストーリーについて聞いた。ティエン川に即するサデック町でのにぎやかな様子は昔の水上生活の雰囲気を感じた。
フイン・トゥイ・レ旧家は1895年に建てられ。木造でその屋根が陰陽かわらで作られ、屋根の両端にベトナムの南部の水上生活のシンボルである船の形がある。1917年、フイン・トゥイ・レ氏のお父さんであるフイン・カム・トゥアン氏は東方と西方の建築の特長を持ち、フランスの別荘の形に修復した。
フイン・トゥイ・レ旧家の外見、特に、玄関、天井、窓枠などはフランスの建築の特徴を表し、像、浮彫は復興時代のように装飾された。家の外見を見ると、人々はその家主の荘厳さと勢力さが分かる。
 

フイン・トゥイ・レ旧家の中の柱で装飾された模様、浮彫
フイン・トゥイ・レ旧家で保存されている物品

東方の建築の特徴を有するフイン・トゥイ・レ旧家の中のもの

しかし、フイン・トゥイ・レ旧家の中に入ると、観光客は静かで、落ち着いた空気を感じた。東方の建築は貴重な木で彫刻された鳥、果物、マツ、菊、竹、梅などで表わされた。すべては豊富な土地を象徴する。フイン・トゥイ・レ旧家は3つの部分に分かれる。真ん中にある部分は中国人の伝統的な信教である官公を崇拝する所である。土台は花の模様のレンガで作られ、壁は暑さが30cm~40cmであるレンガで作られた。すべての原料はフランスから運ばれた。

フイン・トゥイ・レ旧家の家主とフランスのマルグリット・デュラス作家のラブストーリが始まった所である。1929年の終わりに、フイン・トゥイ・レ氏はティエン川でミ・トゥアンフリーに乗っている白く、ブラウンヘアー美人が見え、その美人にフランスで話しかけた。それから、2年間、2人は秘密で付き合った。しかし、フイン・トゥイ・レ氏のお父さんが既に選んでいた女の人と結婚した。デュラス作家はとても悲しく、フランスに戻った。

50年が過ぎ、それでも、デュラス作家はその愛人が忘れられなく、1984年、自らのラブストーリについて「愛人」フランス語で「L’amant」と題された小説を 書いた。今まで、その小説は40ヶ国の言語に翻訳され、1992年、フランス人の ジャン=ジャック・アノー監督も「愛人」という映画を作った。その映画は世界中の人々に称賛された。
 

フイン・トゥイ・レ旧家を訪問している外国の観光客
フイン・トゥイ・レ旧家の歴史について聞いている観光客

フランスのマルグリット・デュラス作家とマンダリーナの息子であるフイン・トゥイ・レ氏のロマンチックのラブストーリーについて話しているガイド

「愛人」という映画が有名であれば、有名ほど、フイン・トゥイ・レ旧家は世界中の観光客に関心を持たれる。フランス、アメリカ、オーストラリア、日本、韓国、イギリスからの多くの観光客はフイン・トゥイ・レ旧家を訪問した。2009年、この旧家はベトナムの文化、スポーツと観光に国家歴史文化遺跡であると批准された。
文:グエン・オアン
撮影:レー・ミン

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