ファム・ミン・チン首相は28日午後、マレーシアで開かれたASEAN=東南アジア諸国連合の第47回首脳会議の閉会式に出席しました。
議長国マレーシアのアンワル首相は、加盟国が11か国に拡大したASEANが、新たな発展段階へ向け進む決意を強調し、今回の会議でASEANの中心的な役割と国際的地位が改めて確認されたと明らかにしました。
議長国を2026年に引き継ぐフィリピンのマルコス大統領は、テーマを「ともに未来を切り開く」と発表し、平和と安全保障、繁栄に向けた回廊づくり、人材の能力向上を優先課題に掲げました。
席上、チン首相は、ベトナムが加盟国として主体的かつ責任ある役割を果たしていく姿勢を示し、ASEANの団結と自立性、包摂的で持続可能な共同体づくりを提唱しました。ベトナム代表団はおよそ20の多国間会合に参加したほか、20件を超える各国首脳との個別会見を行い、実質的な協力関係の強化を進めました。
チン首相にとって、この閉会式は3日間にわたるマレーシア訪問の最後の活動で、首相は28日夜、代表団とともに帰国の途につきました。
(VOVWORLD)