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ピックルボール ベトナム人を魅了する新しいスポーツ

ピックルボールはアメリカで生まれ、その後世界各国に広まったスポーツです。 最近では、プレーヤーに興味深く挑戦的な経験をもたらすため、ベトナムで人気の新しいスポーツとなっています。


バクニン体育大学のテニス講師でピックルボールのインストラクターもしているチャン・フエン・チャンさんによれば、ピックルボールは3年前にアメリカからホーチミン市に遊びに来た時に紹介され、2023年4月になってからハノイに広まったそうです。これはシンプルでプレイしやすいスポーツなので、あらゆる年齢層の人が楽しむことができます。そのため、家族全員の娯楽と健康を促進するためのファミリースポーツとも呼ばれています。

ピックルボールは、通常、長さ約13m、幅約6mのコートでプレーされる。



ボールの落下ポイントを見極める練習をするプレーヤー。

ピックルボールの初心者は、まず卓球のラケットの握り方、2番目はバドミントンのラケットの握り方、そして3番目テニスのラケットと3つの握り方を教わります。ラケットの握り方を学んだ後は、ボールの落ちるポイントでキャッチできるようボールの感覚を教わります。ピックルボールはテニス、バドミントン、卓球の要素を組み合わせたスポーツで、非常に高い反射神経が求められます。もし、これら3つのスポーツをプレーできる人であれば、5回の練習でピックルボールをプレーできるようになりますが、そうでない場合はマスターするのにもっと時間がかかるでしょう。ピックルボールは、通常、長さ約13m、幅約6mのコートでプレーされ、バドミントンのコートと同じサイズです。ネットはテニスのように地面に近く設置され、卓球のようにラインが区切られています。



ピックルボールはテニス、バドミントン、卓球の3つのスポーツの要素を組み合わせたものであるため、高い反射神経が求められる。

ピックルボールにはシングルスとダブルスの2つの競技形式があります。反射神経が求められるため、試合は一般的にU19、U35、U50の年齢別に分けられます。プレーヤーがサーブする時は、ベースラインの後ろに立ち、相手のコートに向かってボールをサーブしてゲームを始めます。サーブがした後、両チームは交互にボールを打ち合い、いずれかのチームがミスをするまで続けます。このスポーツの得点ルールの特別な点は、サーブ側のみがポイントできるということです。リターン側がラリーに勝利した場合はポイントされず、次のサーブの権利を得ることになります。ポイントはサーブ側のプレーヤーに記録されます。

ピックルボールは誰でも楽しむことができるスポーツ。撮影:資料



1/16予選ラウンドでは、最初の試合はどちらかのチームが11ポイントに達した時点で終了します。次は両チームが15ポイントに達した場合、相手との差が少なくとも2ポイント以上になると終了します。これまで、ベトナムではピックルボールトーナメントが全国レベルで開催されているだけでなく、国際的なトーナメントも開催されています。ピックルボールのプロ選手たちは、将来的にこのスポーツが主要なスポーツイベントの競技種目に採用されることを期待しています。



文:ガン・ハー

撮影:カイン・ロン/ベトナムフォトジャーナル


 


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