12月2日午前、ハノイ市内の政府本部で、チャン・ホン・ハー副首相は、違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策に関する国家指導委員会の第24回会合を主宰しました。
農業環境省の報告によりますと、11月29日現在、各地方が登録し、国家漁業データベース(Vnfishbase)に更新された漁船の総数は7万9243隻に達し、登録率は100%となっています。現在、各地方では、漁業活動の必要がない漁船に対する廃業・解体政策、および船舶監視システム(VMS)のアップグレードや交換を支援する政策を完成させている最中です。
ハー副首相は、各省庁および地方に対し、12月15日までに未解決の問題、特に欧州委員会(EC)が指摘するIUU漁業対策に関する懸念事項の集中的な処理を要請しましたた。また、漁船、違反、管轄権などに関するあらゆるデータが、完全、客観的、かつ透明性の高い方法で検証・確認される必要があると強調しました。さらに、行政処分から刑事犯罪の兆候に至るまで全般的な検査を実施するよう求め、データ、移動履歴、行政および刑事処分に関するデータについても検査し、各システム間の円滑かつ同期的な連携を確保する必要があるとしています。
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「データについては、正確、十分、クリーン、リアルタイムを目標に、多目的な連携・統合を行う必要があります。農業環境省に対し、今週中に、このデータの利用・管理に関する規則を作成するよう求めます。その中で、誰が参加を許可され、誰がどのような機能を利用できるのか、そして利用者の責任範囲を明確に定めなければなりません。特に、漁船の船主は、漁獲日誌を記録して本システムに入力する責任を負い、データ登録、航路の追跡、および漁獲申告を行うための窓口が提供されます。これにより、認可・証明書発行の手続きが可能となります。私は今週中に、作業を進めながら並行して徹底的な見直しを行うよう要請します」
ハー副首相は、農業環境省に対し、EC、および国際的な要件と調和させるために水産法を見直し、改正を提案するよう指示すると同時に、船舶監視システム(VMS)の設置、運用、および船主の責任に関する関連規定を明確にするよう求めました。
(VOVWORLD)