新興経済国グループ「BRICS」拡大首脳会議2025およびブラジルでの二国間活動に参加するため、同国を訪問中のファム・ミン・チン首相は、現地時間の7月5日朝、ブラジル・リオデジャネイロ市のガレオン空港に到着した後、すぐに、ホーチミン主席の生誕135年を記念して設置された記念碑に献花しました。
同行には首相夫人およびベトナムの政府高官らが加わりました。
この記念碑は、20世紀初頭、ホーチミン主席が民族独立の道を模索する中でブラジルを訪れた歴史的な足跡をたたえるものです。1912年、当時フランスの船でベトナムを離れたホーチミン主席は体調を崩し、リオデジャネイロ港に一時的に上陸しました。滞在中、ラパ地区の上流階級向けレストランで働き、労働者階級の多く住むサンタテレサ地区に宿泊しました。
この時期、ホーチミン主席はブラジル国内の労働組合運動と深く関わりを持つようになり、これがのちにベトナムとブラジルとの友好・協力関係の礎となったとされています。
記念碑はベトナム語とポルトガル語の両言語で書かれており、ホーチミン主席がベトナム民族の独立のみならず、世界の革命運動に貢献した偉業が称えられています。
(VOVWORLD)