(VOVWORLD) - 21日、ハノイで、ベトナム外務省のブイ・タイン・ソン外相は主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)に関する記者団の取材に答えた際、ファム・ミン・チン首相によるG7広島サミットの拡大会合への出席と日本実務訪問は成功したと明らかにしました。
3日間の議事日程で、チン首相は、G7広島サミットの拡大会合の各セクションに出席したほか、日本をはじめとする各国と国際組織の指導者ら、および日本企業の代表と会談・会見などを行いました。
G7広島サミットの拡大会合で、チン首相は、地域と世界の共通問題の解決を目指す多くの提案を出し、これらの提案は各国と国際組織の指導者らの好評を得ました。
また、チン首相はオープンかつ建設的な精神でG7サミットに参加した各国と国際組織の指導者らと個別会見し、二国間関係の強化策と、共に関心を持つ地域と世界の問題の解決策について話し合いました。これらの席で、各国と国際組織の指導者らは、国際社会におけるベトナムの役割と威信の向上を歓迎し、経済協力や、食料とエネルギーの安全保障、気候変動対応、グリーン成長、循環経済、イノベーションなどをはじめ、多くの分野においてベトナムとの協力を拡大する意向があると表明しました。
ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、各国と国際組織の指導者らは同海域の航行の自由を確保すること、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的に解決すること、DOC=海上行動宣言を完全履行すること、効果的かつ実質的なCOC=海上行動規範を早期に作成することの重要性を強調しました。