ベトナムのファム・ミン・チン首相が、南部メコンデルタ地域の大規模インフラ整備計画を視察しました。
チン首相は21日午後、カントー市で関係省庁と地方行政府を集めた会議を開き、同地域の交通インフラ整備の進捗状況を確認しました。
会議では、東部南北高速道路の最終区間となるカントー~カマウ間の高速道路を12月19日までに完成させるよう指示しました。さらに年内にメコンデルタ地域に総延長600キロメートルの高速道路網を実現する目標を掲げました。
長期計画としては、2030年までに同地域の高速道路網を1200キロメートル以上に拡大するほか、複数の空港拡張や港湾整備、ホーチミン市からカントー市までの鉄道敷設なども計画しています。
チン首相は「メコンデルタ地域は豊かな発展可能性を秘めているが、交通インフラと人材確保という2つの大きな課題がある」と指摘し、これらの問題解決に向けて断固たる取り組みを進める考えを示しました。
(VOVWORLD)