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チン首相、中部地域の被災者への支援を企業・国民に呼びかけ

24日夜、ハノイのベトナム民族文化観光村で、ファム・ミン・チン首相は2025年「民族大団結・ベトナム文化遺産週間」開幕式に出席しました。今年のテーマは「心を一つに団結して中部地域に向けて」です。

挨拶で、チン首相は、各民族の文化保存と発展を恒常的かつ長期的な任務として位置づけ、政治システム全体の責任とすることを提案しました。また、制度・政策の整備、職人・伝統工芸村・文化企業への支援メカニズムの発布、保存活動と持続可能な観光開発の連携、少数民族地域を含む基層文化施設の発展による文化享受の普及と公平性の確保を求めました。さらに、チン首相は、若い世代への民族大団結の価値に関する広報・教育の強化、文化遺産を教育システムやコミュニティ活動に組み込み、若い世代が民族アイデンティティをより理解し誇りに思えるようにすることを強調しました。

特に中部地域の同胞が豪雨・洪水により深刻な被害を受けている状況に触れ、次のように述べました。

 (テープ)

「今日、私たちは団結し、心を一つにして中部地域に向かいます。私は力を合わせ、心を一つにし、苦楽を共にし、中部地域の人々と困難を分かち合うよう呼びかけます。民族大団結の力と『人民が歴史を作る』という拠り所により、私たちは共に困難を乗り越え、豊かで強く、文明的で繁栄したベトナムを建設できると信じています」

式典では、各団体・企業が豪雨・洪水による被害を受けた中部・高原地帯テイグエン地方の人々を支援するため、総額5400億ドン(約2100万米ドル)の義援金を贈呈しました。

(VOVWORLD) 


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