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チン首相、ベトナム駐在ドイツ大使と会見

27日、ハノイでファム・ミン・チン首相は、着任の挨拶に訪れた在ベトナムドイツ大使館のヘルガ・マルガレーテ大使と会見しました。

会見で、チン首相は、ベトナムとドイツの関係が約50年間にわたって良好に発展し続けていることに喜びの意を表明し、ドイツがEU=欧州連合におけるベトナム最大の貿易相手国の一つであり、2023年の二国間貿易額が110億米ドルを超えたことを評価しました。

チン首相は、ドイツ政府がベトナム人コミュニティに安定した生活・労働条件を提供していることに感謝し、双方がEVFTA=ベトナム・EUの自由貿易協定のメリットを最大限に活用するよう提案しました。また、ドイツ議会に対し、EVIPA=ベトナム・EU投資保護協定の早期批准を進め、欧州委員会に対してはベトナムの水産物に対するIUU無法・無報告・無規制漁業のイエローカードを早期に解除するよう促すよう求めました。

一方、ヘルガ・マルガレーテ大使は、ベトナムがこの地域におけるドイツの重要なパートナーであることを再確認し、両国の関係をさらに強化するために全力を尽くすと確約しました。また、台風「ヤギ」によるベトナム国民の被害に対し哀悼の意を表明し、多国間メカニズムを通じてベトナムを引き続き支援することを明らかにしました。

ベトナム東部海域(南シナ海)問題を含む地域と国際問題について、双方はUNCLOS=1982年の国連海洋法条約を含む国際法の基本原則を支持し、平和的手段を通じて紛争を解決し、この海域の平和、安定、海上・上空の自由航行を確保することで合意しました。

(VOVWORLD) 


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