「共にエネルギーの未来を築く」をテーマとする今年のフォーラムには、世界85か国から国家元首、政府高官、国際機関、エネルギー企業、第一線の専門家など5000人以上が参加しています。
15日、ロシア連邦の首都モスクワで「ロシア・エネルギー週間2025」が開幕しました。15日から17日まで3日間にわたり開催されるこのイベントは、ロシア連邦政府、ロシアエネルギー省、ロシア最大のイベント運営機関「ロスコングレス基金」が共同で主催する世界有数の国際エネルギーフォーラムです。ベトナムからは、ブイ・タイン・ソン副首相率いる代表団が出席します。
「共にエネルギーの未来を築く」をテーマとする今年のフォーラムには、世界85か国から国家元首、政府高官、国際機関、エネルギー企業、第一線の専門家など5000人以上が参加しています。
主要な議題は、エネルギー安全保障、グリーン転換、技術開発、国際協力などで、複雑化する地政学情勢を背景に活発な議論が行われています。また、石油・ガス、再生可能エネルギー、原子力分野における最新技術・設備・革新的な取り組みを紹介する専門展示会も併催されています。
この機に、ソン副首相は在ロシア・ベトナム大使館および現地で活動するベトナムの機関・企業関係者と会合を行いました。この席でソン副首相は、ベトナムとロシアの関係について、次のように強調しました。
(テープ)
「民族独立のための闘いの時代から、国家建設と発展に至るまで、ベトナムは旧ソ連、そして現在のロシアから常に支援を受けてきました。ベトナム・ロシアの包括的な戦略的パートナーシップのもと、両国関係を期待に沿って発展させ、協力を拡大し、二国間貿易額を少なくとも100億ドルにしていきたいと考えています」
さらにソン副首相は、ハイテク、原子力エネルギー、デジタル転換、高度人材育成などの分野で協力を強化するよう指示し、ベトナム人留学生向けにロシアが毎年提供している1000件の奨学金プログラムを効果的に実施することの重要性も強調しました。
(VOVWORLD)