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ギリシャで山火事、74人死亡=負傷者160人超、猛暑関係か

ギリシャの首都アテネ近郊の沿岸部各地で23日、大規模な山火事が発生し、AFP通信によりますと、消防当局は24日、74人が死亡したことを明らかにしました。
負傷者も160人以上に上っています。現地は40度を記録するなど猛暑が続き、熱波が影響している可能性があります。

火災は沿岸部の森林地帯や村で発生しました。死者の多くはアテネ東方のリゾート地マチの自宅や車中で発見され、当局は住民や観光客らに屋内からの退避令を出しました。被災者は海岸に詰め掛け、ボートによる救助を待ちました。

政府は被災各地につながる列車を運行停止にし、道路を封鎖しました。アテネの観光名所パルテノン神殿も火災による気温急上昇のために閉鎖しました。チプラス首相は「全ての救助隊を動員する」と表明し、EU=欧州連合加盟国にも救助要請しました。
火災と猛暑の気温上昇との関連は不明ですが、AFP通信はフィンランドやノルウェーなどでも今年、火災が起きた事例を紹介しました。高温が続くラトビアでは山火事が5日間続き、8平方キロ以上が焼失しました。
ソース:VOV

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