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アジアの極貧層、コロナ禍とインフレで約6800万人増加=アジア開銀

アジア開発銀行(ADB)は24日、新型コロナウイルス禍と生活費高騰により、アジアの途上地域で極度の貧困層が昨年時点で約6800万人増加したとする最新リポートを発表しました。
それによりますと、アジア途上地域の極貧層は昨年時点で推計しました。

1億5520万人(人口の3.9%)に上りました。コロナ禍や生活費危機がなかった場合の推計を6780万人上回ります。

アジアの途上地域は、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除くアジア太平洋地域の46カ国・地域です。

ADBのチーフエコノミスト、アルバート・パーク氏は、「アジア太平洋地域はコロナ禍から着実に回復しているが、生活費高騰の危機で貧困撲滅への進展が阻まれている」と述べました。

極度の貧困は、1日2.15ドル未満での生活を迫られている状態と定義されています。(ロイター)


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