「非伝統的安全保障上の脅威に対する予測力、警戒力および対応力を高める必要がある」。
これは、ファム・ミン・チン首相が18日午前、ハノイで開催された2030年までの非伝統的安全保障上の脅威の予防と対応に関する国家包括戦略、および2045年までのビジョンを定めた政府の決議第147号を展開するための全国会議で出した要求です。この会議は、公安省の主催により行われました。
会議で発言に立ったチン首相は、非伝統的安全保障上の脅威に対する予測力・警戒力の向上の重要性を強調しました。脅威を事前に防ぎ、事態そのものが発生しないようにすること、万が一発生した場合でも迅速かつ的確、効果的に対応することが狙いであるとしています。
また、チン首相は、「予防を基本・決定的な方針とし、対応は突発的かつ恒常的な性質を持つ」という観点から、包括的かつ科学的な対策が必要である」と明らかにするとともに、「人々を保護すべき対象とするだけでなく、人民自身も非伝統的安全保障上の脅威への予防・対応の過程に主体的に参加する存在である」と強調しました。
(VOVWORLD)