また、ベトナムに進出した欧州諸国の企業の経営活動が容易になり、経済的利益は勤労権の確保、環境保全につながり、持続可能な発展が図られるであろうとしています。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は「欧州は大流行している新型コロナ収束後、経済を回復するため、あらゆるチャンスを活用する必要がある」と述べ、「ベトナムとの自由貿易協定などの発効は欧州企業に新興市場へのアプローチや欧州の人々への雇用創出にチャンスをもたらす」との見解を示しました。また、ライエン女史は「ベトナム・EUのFTAはベトナム国民に繁栄した経済を発展させるチャスをもたらす」との確信を表明しました。
一方、欧州委員会のフィル・ホーガン通商担当委員は「ベトナムはEUと双方優遇制度で交易を行なう77カ国の1つである。EVFTAはEUと東南アジアとの経済連携の推進に役立ち、新型コロナ収束後の経済回復に貢献するものである」との見解を述べました。