19日、ハノイで、ADMM=ASEAN国防相会議が開幕しました。これは、ベトナムが議長国を務める2020年のASEANの国防・軍事活動の幕開けとみられ、年末までのASEANと相手国の国防相会議の準備作業を討議するためのものです。
会議の枠内で、ベトナム国防大臣はASEAN事務局長や、オーストラリア・ラオス・カンボジア・タイの国防大臣および、インドネシア代表団の団長と個別会見を行う予定です。また、ASEANの国防大臣らはオーストラリア国防大臣と非公式会合を開催する計画があります。
グエン・チ・ビン国防次官は次のように明らかにしています。

「今回の会議は重要であり、2020年におけるASEANの活動のとASEAN国防省拡大会議の成功を決定します。我々は2つの問題を解決する必要があります。1つ目はASEAN国防相会議とASEAN国防省拡大会議の共同声明の作成。2つ目はそれぞれの国に見合う内容づくりです。」
これに先立ち、18日夜、ASEAN国防事務者会議が行われ、ASEAN事務局の代表も参加しました。会議では、ASEAN国防相会議とASEAN国防省拡大会議の内容や、2020年2月のテーマ、疫病予防対策のための協力強化策、2020年におけるASEANの国防・軍事活動などが討議されました。