09/07/2016 16:33 GMT+7 Email Print Like 0

G20貿易相会合、上海で開幕

20カ国・地域(G20)貿易相会合が9日、中国・上海で開幕しました。イギリスのEU欧州連合離脱決定で保護主義が強まりかねない状況にG20が結束して立ち向かう姿勢を示す見通しです。中国の鉄鋼の過剰生産問題では、共同声明にどこまで盛り込むかを巡り議長国の中国と日米欧のせめぎ合いが続いています。
議長を務める中国の高虎城商務相は開幕式で「世界の貿易は低迷が続き、投資も金融危機前の水準を回復していない。国際金融市場の動揺は絶えず、不確実性は明らかに増加している」とあいさつしました。
世界貿易の伸び率は昨年まで4年連続で経済成長率を下回りました。WTO=世界貿易機関が今回の会合にあわせて初公表した世界貿易景気指数は7月に99.0。節目の100を下回り、貿易が勢いを欠く状況を裏付けました。同指数は輸出受注、航空貨物などから算出し、100を上回れば拡大、下回れば縮小を示すということです。
貿易の底上げに向け、会合では保護主義への懸念をどこまで共有できるかが焦点となります。WTOなどの調査ではG20メンバーが取った保護主義的な措置は昨年10月から今年5月まで計145件にのぼっています。月平均でみると調査を始めた09年以降で最も多いということです。共同声明では保護主義への懸念を盛り込む方向だが、議長国の中国が過剰生産した製品を安値で輸出し、保護主義の震源地であることに複雑な思いを抱く国もあります。
会合のもう1つの焦点は中国の鉄鋼の過剰生産問題となります。中国の習近平指導部は鉄鋼の過剰設備の淘汰を打ち出しますが、中国の鉄鋼輸出は今年1~5月も前年同期比6.4%増と増加しています。
ソース:VOV