01/11/2018 10:34 GMT+7 Email Print Like 0

日系設計事務所が参加の更生施設プロジェクト、国際的な福祉雑誌で大賞受賞

ハノイ市を拠点とする日系建築設計事務所のワークラウンジ03-ベトナム(WORKLOUNGE 03- VIETNAM)がプロジェクトマネージメント・設計・施工監理を担当した同市クオックオアイ郡の麻薬中毒者更生施設「アキュラ・センター(Aquila Center)」のプロジェクトが、10月に開催された国際的な福祉関係雑誌「WORLD」の「HOPE Awards」で大賞を受賞した。

 「HOPE Awards」は2006年から毎年開催されている賞。世界中で行われている、中毒・子供の権利・地域社会などの問題に取り組む福祉活動の中から、最も社会貢献度が高く、かつ継続性が認められるプロジェクトが大賞として選出される。

 現在、ベトナムの公営の更正施設は薬物での治療がメインとなっている。しかし、既存の更正施設は暗く閉じた空間で、薬物により一時的に症状が緩和されても、外に出てからまたすぐに薬物に手を出してしまうケースが後を絶たない。

 こうした中、今回のプロジェクトでは、あかるい自然の中で社会復帰のための教育や職業訓練を受け、身体を動かしながら、ゆっくりと更正の道をたどるというプログラムを考案。これを実践するための施設づくりを目指した。

 ハノイ市近郊のホアラック地区の山中に入所者の宿泊スペースと集会場を計画し、部屋の中に閉じこもらないよう自然豊かな外部に面した共有スペースを配している。

 建物の施工は、退所後に向けた職業訓練プログラムの一部として入所者自身が手掛けており、建設プロジェクト全体が更生プログラムにも組み込まれた有機的な活動となった。現在、同敷地内では孤児のための施設や独居老人のための施設も計画されている。

 なお、WORKLOUNGE 03- VIETNAM<https://www.03-x.vn/>は2015年10月設立。主に教育文化施設・福祉施設・宿泊施設の設計監理をベトナム・日本・その他のアジアの国で行っている。主な実績として、◇日越大学仮キャンパス、◇Step House、◇国際交流基金ハノイ交流センター図書室などがある。
ソース:Vietjo